ソフトバンクが支援するFirstCry、インドIPOで約2億2000万ドルの調達を目指す
uniqorns編集チーム 2023.12.28
FirstCryは、インド最大の母子商品の電子商取引プラットフォームであり、新規株式公開(IPO)において新株式の売却を通じて約2億1,800万ドルを調達することを目指している。これは当初の7億ドルの目標の3分の1に相当する。
オンラインベビープロダクトマーケットプレイスであるFirstCryの親会社であるBrainbees Solutionsは、地元の市場監視機関に提出された草案の株式公募書類で、ソフトバンク、NewQuest、TPGなどの一部の投資家が一部の株式を売却する予定であると述べた。
関係者によると、このスタートアップは約40億ドルの評価額を目指しており、以前の60億ドルの目標から下方修正された。FirstCryは、草案の株式公募書類で価格を設定していないと述べている。IPOのために指名された主幹事証券会社には、Kotak Mahindra Capital、Morgan Stanley、BofA Securities India、JM Financialが含まれている。
2010年に設立されたFirstCryは、IPOの収益を新しい店舗や倉庫の設置費用、販売およびマーケティングの取り組み、海外および国内での拡大に対する投資、技術費用、およびMBKを超えたカテゴリーでのデジタルファーストブランドへの投資を含む、支出に使用する予定である。
FirstCryは、6,800以上のブランドから100万以上のSKUを提供している。これには、主要な第三者のインドおよび国際ブランドだけでなく、BabyHug、BabyoyeなどのFirstCry自身のホームブランドも含まれている。
このスタートアップは、FirstCry Intellitotsというブランドでインド全土に180のプリスクールを運営している。また、Brainbeesは、UAEとサウジアラビアでFirstCryのオンラインプラットフォームを立ち上げることで海外展開を拡大している。さらに、2021年にはGlobalBees Brandsの株式の過半数を取得した。これにより、MBKを超えたカテゴリーのデジタルファーストブランドへの投資が可能になった。
このスタートアップは、2023年3月期に総収入を3億5,000万ドルから6億8,840万ドルに倍増させた。一方、2022年3月期の損失は、前年同期の940万ドルから5,830万ドルに拡大した。