マルチモーダルAI搭載のARメガネを開発するBrilliant Labs、ポケモンGOクリエイターから資金調達

シンガポールのBrilliant Labsは、新製品「Frame」を発表した。Frameは、軽量なARメガネであり、マルチモーダルAIアシスタントであるNoaによって動作する。この製品は、ポケモンGOの開発者であるNianticのCEOであるJohn Hankeの注目と投資を受けている。Brilliant Labsは、Hankeからの資金援助の額は開示していない。

Frameは、音声コマンドに加えて、視覚処理、画像生成、翻訳なども可能である。また、640 x 400の解像度を持つレンズを搭載しており、ビデオや写真の表示も行うことができる。

Brilliant LabsのBluetooth対応デバイスは現在、スマートフォンに依存して各種AIモデルにアクセスしているが、将来的にはスマートフォンのホストを不要にし、軽量な機械学習モデルを直接メガネに組み込むことを目指している。

Frameは、開発者向けにオープンソースで提供され、リビングドキュメントやオープンソースのコードベース、ハードウェアの回路図などのリソースにアクセスできる。また、NoaがサポートするAIモデルのパラメータを調整することも可能である。

Frameは、日常的に使用することを想定しており、処方箋付きのレンズが付属している。39グラムの重さで、ナイロンプラスチック製の太い丸いフレームを特徴としています。Frameは、4月に出荷が開始される予定である。
Brilliant Labsは、2019年の設立以来、有名なエンジェル投資家からの支援を受けている。今回のHanke氏からの資金援助により、同社の総資金調達額は600万ドルに達した。