メダップ株式会社、プレシリーズBにて総額3.8億円の資金調達を実施ー累計調達額12.3億円に

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メダップ株式会社、プレシリーズBにて総額3.8億円の資金調達を実施ー累計調達額12.3億円に

uniqorns編集チーム 2024.04.16

病院経営を改善するためのプロダクトの研究開発および販売を行うメダップ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:柳内健)は、プレシリーズBラウンドにて、DNX Ventures、三菱HCキャピタル株式会社、PARAMOUNT BED Healthcare Fund、ALL STAR SAAS FUNDを引受先とした第三者割当増資により、総額3.8億円の資金調達を実施した。この調達により、累計資金調達額は12.3億円となった。

今回調達した資金とパートナーシップにより、病院特化型の地域医療連携管理ツールである「foro CRM」およびWeb紹介予約システム「refery」をはじめとする病院経営改善のためのサービスの開発・提供を促進し、地域医療の質と持続可能性の向上に資するための体制を構築していく。

メダップは「経営から、病院を変える。病院から、医療を変える。」をビジョンに掲げ、地域連携CRMツール「foro CRM」を大規模な基幹病院を中心に提供するなど、持続可能で質の高い地域医療の実現を目指し事業を推進してきた。

日本の医療は、少子高齢化にともなう高齢者人口の増加、生産年齢人口の減少により、医療費の増大や医療従事者の不足などが課題となっており、デジタルの活用、さらには医療機関同士の連携による医療提供体制の最適化および効率化が求められている。医療提供体制においては、2024年度の診療報酬改定により、「かかりつけ医機能」の強化・確立が求められると予想されており、医療機関は急激な変化に柔軟に対応する必要がある。
病院がこうした急激な変化に対応することが、持続可能で質の高い地域医療の構築において非常に重要だとメダップは考えており、病院の変化への対応を可能にするサービスの開発と提供を加速したいと考え、今回の資金調達と資本業務提携を実施した。

本資金調達および資本業務提携により、医療機関の役割分担の明確化や医療資源の最適配置による効率的な医療提供体制構築と、患者・市民のデータ共有の深化と加速による医療・介護の質の向上を両立した、持続可能な包括的地域医療体制の構築をめざす。
そのために、各医療機関が有する機能に適した外来医療の推進、院内データの統合や分析の強化など、サービス開発の強化とサービスの連携を行い、また販売連携によりサービスの普及を加速することで、より多くの病院の経営課題の解決を目指す。

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