中小企業向けP2P融資Funding Societies、ノルウェー政府系からデットにて750万米ドルを調達

Funding Societies（インドネシアでは Modalku）は、ノルウェーの政府系開発金融機関（DFI）であるNorfundから750万米ドルのデット資金を調達した。Funding Societiesは、中小企業セグメントに合わせた融資ソリューションを提供するデジタルファイナンスプラットフォームであり、東南アジアでのフィンテック中小企業向け金融機関との初のデット取引となる。

Funding Societiesは、AlteriQ Globalをリードとする2,700万米ドルのデット調達を発表してから1ヶ月以上が経過している。このデット調達は、Funding Societiesの信用実績を示すと同時に、東南アジアの中小企業の成長資金ニーズに応える重要な機会である。


Funding Societiesは、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムで事業を展開しており、年間10億米ドルの事業資金を提供している。他の出資者には、SoftBank Vision Fund 2、SoftBank Ventures Asia、Sequoia Capital India、Alpha JWC Ventures、SMBC Bank、BRI Ventures、VNG Corporation、Rapyd Ventures、Endeavor、EBDI、SGInnovative、Qualgro、Golden Gate Venturesなどが含まれる。

Norfundは、ノルウェーの開発途上国向け投資ファンドであり、持続可能な開発を推進するビジネスに投資することを使命としている。Norfundは、アフリカ、東南アジア、中央アメリカで総額31億米ドルの投資を行っており、再生可能エネルギー、金融包摂、スケーラブル企業、グリーンインフラストラクチャーの分野に投資している。

東南アジアのDFIによるインパクト投資は、2017年から2022年にかけて毎年約20億米ドルの安定した投資が行われており、金融サービス部門に特に注力されている。