暗号セキュリティスタートアップのSilence Laboratories、410万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.02.29
Silence Laboratories(サイレンスラボラトリーズ)は、企業がデータをプライベートかつ安全に保つためのインフラを構築するスタートアップである。同社は、最近の資金調達ラウンドで410万ドルを調達したことを発表した。
この最新の資金調達は、Pi VenturesとKira Studioが共同リードし、エンジェル投資家も参加した。これにより、これまでに調達された総額は600万ドルになる。Silence Laboratoriesは、チームの拡大と研究開発パイプラインの強化に資金を活用する予定である。
Silenceは、応用暗号学とアプリケーションセキュリティの10年以上の研究開発を元にしたスピンオフ企業である。同社は元々、マルチファクタ認証(MFA)企業としてスタートし、その後、暗号セキュリティ企業の構築に事業を転換した。
Prakash CEO、Andrei Bytes CTO、およびTony Quek博士によって2021年に設立されたSilenceは、デジタルアセットベースの製品を構築している早期の顧客との対話を通じて、プライバシーを保護する分散型認可と計算の分野で製品とマーケットのフィットを見つけた。以来、同社は、安定性と利便性を維持しながら、休息時または使用時における単一障害点と機密情報の露出の問題を解決するための暗号ライブラリを開発してきた。
Silenceは、プラットフォームおよびアプリケーションに対応した機能とラッパーの一連の機能を提供するライブラリを使用したB2Bライセンスモデルで運営している。Prakash氏によれば、ターゲット顧客はデジタルアセット企業、金融および医療機関、および通信会社などである。
Silenceの製品を利用している企業の数は20以上である。顧客にはBitGo、MetaMask、および最近Andreessen Horowitzから1億ドルの資金調達を実施した企業も含まれる。同社のCEOは、金融、マネーロンダリング、および医療の分野でさらなるパートナーシップが準備中であることも述べている。
Silenceの年間売上高は約50万ドルで、保護されるアカウント数とサポートする機能に基づいて料金を請求している。