東大発Red Arrow Therapeutics、総額約7億円の資金調達を完了

Image Credits: Red Arrow Therapeutics

東大発Red Arrow Therapeutics、総額約7億円の資金調達を完了

uniqorns編集チーム 2024.04.23

Red Arrow Therapeutics株式会社(本社:ボストン、代表取締役社長:宮崎拓也)は、ベンチャーキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資により、シードエクステンションラウンドで約7億円の資金調達を完了した。
今回の第三者割当増資引受先は、Beyond Next Ventures株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社である。
なお、本エクステンションラウンドの資金調達により、同社の累計資金調達額は、米国カリフォルニア大学バークレー校のアクセラレーターであるSkyDeckからの調達も含む約8.3億円となる。

Red Arrow Therapeuticsは2021年に東京大学からのスピンアウトとして、同大学工学系研究科のオラシオ・カブラル教授による最先端の研究成果を患者の元へ届けるべく創立された。
pH応答性ナノポリマーを用いたドラッグデリバリー技術により、がんを始めとする様々な疾患領域への応用を目指している。

今回の調達資金により、最初のパイプラインであるIL-12内包高分子ミセルの有効性・安全性を調べる非臨床試験を実施し、また医薬品受託製造開発機関との協業下で製造も開始する。



Red Arrow Therapeuticsウェブサイト