株式会社ekei labs、体内年齢測定開発を加速させるためLifetime Venturesよりプレシード資金調達
uniqorns編集チーム 2023.11.14
株式会社ekei labs(本社:東京都渋谷区、沖縄オフィス:沖縄県恩納村、創業者兼CEO:カルニ・ビラル)は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と提携したファンドを運用する日本のプレシードベンチャーキャピタル、ライフタイムベンチャーズ(本社:神奈川県横浜市、沖縄オフィス:沖縄県恩納村)が主導するプレシード資金調達を行った。
株式会社ekei labsは、血液検査を用いた体内年齢評価の提供により、個人のライフスタイルを調整し、老化に対しての自己介入を可能としている。今回の資金調達を通じて、ekei labsは、OISTの科学研究と施設を活用し、DNAメチル化技術の研究を加速させ、体内年齢検査を一般の人々にも身近なものとして提供することを目指している。
高齢化が進み平均寿命が延びる中、世界の長寿分野では、人々の生活の質を高める方向に進んでいる。体内年齢老化に対処することは、老化に関連した病気の治療という消極的なアプローチから、積極的なアプローチである生涯にわたる高齢化・健康管理につながる。The Lancet誌に掲載された研究では、体内年齢老化現象を遅らせることによる経済効果は約37兆ドルとされている。
ekei labsの使命は、高齢化社会と人口減少という課題を抱える日本が、これらの問題に取り組む世界的な模範となることと合致している。日本のエコシステムは、世界の長寿トレンドをリードし、世界への教訓を共有する態勢を整えている。
この資金調達により、ekei labsは、研究開発部門における高度な技術を要する雇用機会を促進し、沖縄の地域経済成長の触媒となる。ekei labsは、沖縄での参入を通じて、この地域へのさらなる投資を目指し、最終的には沖縄を長寿研究の世界的な拠点として確立することを目指している。