株式会社NEWGREEN、中部電力株式会社より1億円の資金調達を実施、地域農業の課題解決で連携

グリーンな市場で農業者の所得向上に貢献する株式会社NEWGREENは、中部電力株式会社から1億円の資金調達を実施した。
今後、中部電力および域内企業と連携し、中部エリアを起点に水稲の直播・節水型栽培の実証を開始し、脱炭素的な農業で世界の穀物インフラとなることを目指す。

全国各地において、農業者の減少が急速に進んでおり、2030年までに45万haの農地が遊休化すると予想されている。
また、老朽化が進んだ給排水設備や乾燥調整設備といった食糧供給インフラの更新の在り方も課題となっている。
今後の連携として、水稲の直播・節水型栽培の導入によって農業者が大面積を営農できる栽培体系を確立し、食料供給インフラの整備、食料需要が急増する海外市場への輸出をふくめたサプライチェーンの構築を進めていく。
具体的な取り組みとして2024年度に中部エリアにおいて栽培試験を開始し、2025年度以降で本格栽培を進めていく。
同社が水稲の直播・節水型栽培に必要な資材・ノウハウの提供と米穀の流通を担い、中部電力が地域農業者と連携した栽培面積の拡大、食料インフラの開発を担う。
また今後、水稲の直播・節水型栽培以外でも、地域の未利用資源の有用資材化や営農型オフサイトPPA（ソーラーシェアリング）の推進、農をコンセプトにした観光開発など、多面的な協業検討を進めていく。

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