株式会社VIC、アバターを纏ったキャストとの1対1の対話が可能なアプリ「Back Stage」の開発資金として約1億円を調達——これまでの調達額は1億円に

Image Credits: 株式会社VIC

株式会社VIC、アバターを纏ったキャストとの1対1の対話が可能なアプリ「Back Stage」の開発資金として約1億円を調達——これまでの調達額は1億円に

uniqorns編集チーム 2023.06.30

東京に本拠を置く株式会社VICは30日、最近のラウンドで約1億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドはANRIがリードし、複数の個人投資家からの出資も受けている。これは2023年3月に行われた資金調達ラウンドに続くものであり、累積調達額は約1億円に達した。

株式会社VICは、アバターやメタバースに焦点を当てた新時代のエンタテイメント企業である。そのミッションは「人類を仮想世界へ導く」ことにあり、技術とアイデアを駆使して人々の生活をアップデートするべく日々新たな挑戦を続けている。

新たに開発中のアプリ「Back Stage」は、ユーザーが自分だけの特別な居場所を持ち、アバターを纏ったキャストと1対1の深い会話を通じて新たな人間関係を築くことを可能にするオンライン空間である。ユーザーは、日々の生活から一歩脱け出し、自分自身を表現し、新しい体験をする場が提供される。

株式会社VICの目指す未来は、すべての人に新たな居場所を提供することである。VTuberの開発・運営を行ってきた同社は、Back Stageを通じて、会話という人の基本的なスキルを活かし、癒しや笑顔を与え、人間関係を構築する場を創り出す。そして、Back Stageで築かれた人間関係をそのまま仮想空間へと移行させることで、新たな居場所を生み出す未来を実現することを目指している。

今後の取り組みとして、株式会社VICは、サービスの体験価値を向上させるために、UnityエンジニアやCGデザインを積極的に採用することを計画している。また、Back StageのアバターたちはAIを活用してユーザーとの対話を可能にしており、そのAIの技術力を高めるためにAIエンジニアの採用も積極的に行っていく。

株式会社VICはまた、メタバースへの取り組みを加速させるため、最新のVR/AR技術の研究開発を続ける。これらの技術を活用することで、ユーザーは自身のアバターを自由に操作して仮想空間を探索し、他のアバターとの交流を楽しむことができる。

「Back Stage」は今後、ユーザー間のコミュニケーションを更に深化させるためのアップデートを行う予定だ。その一環として、ユーザー自身がアバターをデザインし、自分だけの世界を作り出すことができる機能が追加される。これにより、ユーザーは自分だけのオンライン空間を作り、その中で自由に活動することが可能となる。

また、株式会社VICは国内外のパートナーシップを積極的に進め、Back Stageの世界観を広げていく方針だ。様々な企業やクリエイターと協力し、多様なコンテンツを提供することで、ユーザーのエンゲージメントを高める。

一方で、株式会社VICは、メタバースという新しいフロンティアにおける倫理的な問題にも真摯に取り組んでいる。ユーザーのプライバシーやセキュリティ、そしてデジタル犯罪といった問題に対しては、最前線で解決策を模索し、ユーザーが安心してサービスを利用できるように努めている。

以上が、VICとBack Stageが目指す未来であり、そのために必要な取り組みだ。人々が新たなコミュニケーションの場を持ち、それぞれが自分らしい居場所を見つけられる未来。それがVICが創り出そうとしている世界なのだ。