韓国のスタートアップTechtaka、シリーズBにて約950万ドルを調達

Image Credits: Techtaka

韓国のスタートアップTechtaka、シリーズBにて約950万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.02.20

韓国のオンラインショッピングフルフィルメントスタートアップであるTechtakaは、単一の投資家であるAltos Venturesから、126億KRW(約950万ドル)のシリーズBラウンドで950万ドルを調達した。
Techtakaは、Eコマースのセラー向けにサードパーティの物流サービスを提供し、サプライチェーンの管理、倉庫保管、注文梱包、出荷などを支援している。
同スタートアップは、ARGOと呼ばれるフルフィルメントサービスを提供し、2021年3月にリリースした。

Techtakaは、翌日配送(翌日に到着するための深夜までの注文)を提供しており、顧客を引きつける重要な要素となっている。
Techtakaは、昨年7月から韓国のEコマース市場を牽引するNaverのSmartStoreと統合し、現在は170以上の顧客を持っている。

Techtakaは、韓国だけでなく、米国や東南アジアでもマーケットプレイスや販売チャネルとの提携を拡大する予定である。Seattleに倉庫を持つTechtakaは、韓国のベンダーがAmazonで製品を販売するのを支援し始めており、AmazonやShopifyなどのグローバルマーケットプレイスとの統合も計画している。

今回の資金調達により、Techtakaは技術の進展、オンライン商人向けのサービスの拡大、スタッフの採用を進める。
同社はAIをシステムに組み込んで、出荷パターンを分析し、在庫、注文、販売を予測することができるようにしている。ArgoのAI技術は、倉庫(倉庫管理システム)や配送(輸送管理システム)のために、最適なルートや包装を推奨し、AI搭載カメラにより、運用上のミスを検知する。
Techtakaは、自社の最適化アルゴリズムにより、サプライチェーンプロセスの時間を20%節約できるとしている。

さらに、Techtakaは、韓国の電子機器大手LGのITソリューション部門であるLG CNSと提携し、倉庫での作業員が荷物をピックアップするためのLGの協働ロボットサービスを導入した。
Techtakaは、LG CNSと共同で、倉庫内の運用を最適化するためのRaaS(Robot-as-a-Service)ビジネスモデルを展開する予定である。