3Dデジタルコンテンツ制作のbestat株式会社、シードラウンドで総額8,000万円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2023.08.18
bestat株式会社が千葉道場ファンド、ココナラスキルパートナーズ、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合を引受先とする、総額8,000万円のシードラウンド資金調達を完了したことが明らかになった。
bestat株式会社は、AIを活用して3Dデジタルコンテンツを制作するサービスを提供している。3Dデジタルコンテンツ市場は、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)などの新しいテクノロジーの台頭やコンテンツ制作のコスト削減などにより、近年急速に成長しており、Grand View Research社の調べでは、世界で毎年142%成長している。
3Dデジタルコンテンツは、広告、マーケティング、研修、製品設計、建築など様々な分野で使用されている。使用シーンの1つであるEコマースにおいては、動画や写真に比べ、商品を直感的に細部まで、短時間で能動的に見られるというメリットがあり、需要が高まっている。
今回の調達資金を活用し、採用やマーケティング・広報の強化を実施し、3Dデジタルコンテンツとの連携のための営業を進める予定である。
bestatは、3D画像処理をコアテクノロジーとする、東大発のスタートアップである。松田尚子代表取締役は、経済産業省でイノベーション政策を担当した後、東京大学 松尾豊研究室で工学系博士号を取得し、コンピューターサイエンスによる社会貢献を目指し、2018年に設立した。
今回の調達により、より高品質で大量の3Dデジタルコンテンツ制作を実現する生成系AIの技術開発を進めることとし、デジタルコンテンツ領域との連携のための営業と広報・マーケティング強化を行う予定である。