500万ドルを獲得したLealは、ラテンアメリカの商店のためのAI主導の顧客エンゲージメントに投資する

Image Credits:Leal

500万ドルを獲得したLealは、ラテンアメリカの商店のためのAI主導の顧客エンゲージメントに投資する

uniqorns編集チーム 2024.01.30

Leal(レアル)は、コロンビアのボゴタに拠点を置く小売テック企業であり、ラテンアメリカでの顧客エンゲージメントを提供している。CEOのカミロ・マルティネスは、この資金調達を「プレシリーズB」と呼んでいる。

LEAP Global Partnersと楽天キャピタルがラウンドを共同リードし、Morro VenturesとSalkantay Venturesも参加した。このラウンドは、同社がシリーズAで1000万ドルを調達してから約2年後のもので、楽天とIDC Venturesが共同リードした。これまでに、同社は累計で2050万ドルのベンチャーキャピタルを確保している。

Lealは、ビジネス・トゥ・コンシューマーのブランド、eコマースサイト、およびラテンアメリカの金融機関と協力し、商人が顧客データベースを作成し、日常の購入に対して忠実なショッパーにキャッシュバックやリワード商品を提供できるようにしている。

これを実現するために、Lealは160以上の異なるポイントオブセールシステムとの統合を行っている。POSシステムのほとんどは地元のものだが、ラテンアメリカでは費用の面から広く使われていないアメリカやヨーロッパの大手企業との統合にも取り組んでいる。

また、商人は現金で支払いをする顧客の行動や購買パターンを追跡することができる。現金支払いは追跡が難しいとして知られているが、Lealはそれに対応するためにキャンペーン管理ツールを提供している。

Lealは、メキシコ、コロンビア、中央アメリカ全域でリワードプログラムを展開するなど、15の業界にわたる1000以上のブランドと協力している。顧客リストにはSubway、Verifone、Chevronなどがある。Lealは150万人から600万人以上のユーザーを抱えており、そのうち350万人のアクティブユーザーが過去12ヶ月間に参加した。

この新しい投資により、Lealは年間再発生収益1,000万ドルを目指し、メキシコでの追加浸透、オムニチャネルコミュニケーション、およびよりスマートなデータ収集・相互作用、および利益の自動化に焦点を当てる。

さらに、アプリのリワードとベネフィットをさらに個別化するために、人工知能モデルの改善に取り組む予定である。マルティネス氏は、ブランドと消費者の間のチャットボットの対話を向上させるために生成AIを活用したいと述べている。