Account Labsが770万ドルを調達し、Ethereumのガス手数料を削減

Ethereumの平均ガス手数料は、ネットワーク上でトランザクションやスマートコントラクトを実行する際にユーザーが支払うコストを指すが、過去最低の8.8 gweiに達した。これは2020年1月の8.9 gweiという前の記録を上回る。これはEtherscanのデータによるものである。

しかし、シンガポール拠点のWeb3プラットフォームであるAccount Labsは、この数字をさらに下げることができると考えている。同社は暗号通貨の大規模な普及に向けて、770万ドルを調達し、ガス手数料の削減に取り組んでいる。
また、同社はPolygonネットワーク上でUniPassウォレットアプリを発表した。これにより、ユーザーはセルフカストディWeb3ウォレットを作成し、account abstractionを通じてガスレストランザクションを行うことができる。

Account abstractionにより、開発者はウォレットに直接さまざまな機能をプログラムすることができる。そのうちの一つは、ユーザーがUSDCやUSDTなどのステーブルコインで支払うことができるようにすることで、コストを0.1ドルまたは0.02ドルまで抑えることができる。

Account Labsは、2023年にハードウェアウォレット開発会社のKeystoneとソフトウェアウォレットメーカーのUniPassが合併して設立された。
調達した新しい資金は、UniPassウォレットアプリで提供されるピア・ツー・ピアのステーブルコイン送金を推進するために使用される。また、フィリピンを皮切りにウォレットのマーケット参入計画を支援することにも役立つ。