株式会社aceRNA Technologies、最大9.6億円の出資を受ける契約を締結

Image Credits: 株式会社aceRNA Technologies

株式会社aceRNA Technologies、最大9.6億円の出資を受ける契約を締結

uniqorns編集チーム 2024.05.07

株式会社aceRNA Technologies(本社:京都市左京区、代表取締役:須川 史啓)は、DCIパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田 宏紀)、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:植田 浩輔)、三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小島 拓朗)、京都キャピタルパートナーズ株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役:竹中 伸一)がそれぞれ運用するファンドを引受先とした第三者割当増資等により、最大9.6億円の出資を受ける契約を結んだ。

同社では、今回実施した資金調達により、生体内でより安定的かつ精緻な作用制御を可能とする”細胞標的mRNA医薬品“の開発に取り組み、安全性へのリスクにつながる非標的細胞への影響の低減の実現や、in vivo cell reprogrammingといった新しい治療アプローチの実現を目指していく。

株式会社aceRNA Technologiesは、齊藤博英教授(京都大学iPS細胞研究所・教授、東京大学定量生命科学研究所・教授)による合成生命システム研究で生まれたRNAデザイン技術を基に、2018年4月に設立されたバイオベンチャーである。
独自技術であるRNAスイッチなどを活用し、細胞種や細胞状態に応じた制御ができる細胞標的mRNA医薬品の実現に取り組んでいる。

RNAスイッチは、メッセンジャーRNA(mRNA)配列に組み込まれ、細胞内のマイクロRNA(miRNA)の活性状況に応じてmRNAの働きを制御する。
また、同社は、ヒトで約2,600種類あるmiRNAの中から、対象とする細胞や状態に特徴的なmiRNAを獲得するスクリーニング技術を独自開発している。
これらの技術を組み合わせることにより、これまで以上に精緻な作用制御を可能とするmRNA遺伝子治療の実現を目指している。

株式会社aceRNA Technologiesウェブサイト