Advanced Ionics、重工業に緑の水素を注入するためのシリーズAで1,250万ドル調達

Advanced Ionicsは緑の水素を生産するためのより効率的な方法を発表し、そのプロセスに基づいてシリーズAラウンドで1,250万ドルを調達した。

Advanced Ionicsは、重工業界における緑の水素の生産を目的とするスタートアップである。同社の創設者であるChad Masonによると、重工業は世界の排出量の約3分の1を占めており、緑の水素は多くの産業プロセスで必要な主要原料の一つである。

Advanced Ionicsの電解法は、他の水素製造会社に比べて非常に効率的である。同社の電解装置は、比較的低温または高温のいずれかの温度で作業する従来の方法とは異なり、既存の産業プロセスと同じ温度帯で動作する。これにより、同社の装置の熱要件は既存のプロセスに必要なものと同じであるため、投資費用が抑えられる。

技術的な側面だけでなく、Advanced Ionicsの製品は、環境にも配慮したものである。同社の電解装置は、再生可能エネルギーで駆動されることができ、二酸化炭素を排出しないため、環境に優しい製品である。

Advanced Ionicsは、今後も重工業界における緑の水素の需要を満たすために、引き続き研究開発を進めていく予定である。