AIで建設業の財務を自動化する新興企業Briq、1億5000万ドルの評価額で800万ドルの増資を獲得
uniqorns編集チーム 2024.01.18
建設業界の財務を自動化するためにAIを使用するスタートアップであるBriqが、1億5,000万ドルの評価額で8,000万ドルの資金調達を実施した。Briqは、建設会社のすべての部門が支払い処理や給与計算などの財務ワークフローを自動化することを可能にするプラットフォームを開発している。
資金調達は、Tiger Global Managementを中心にしたシリーズBの資金調達(3,000万ドル)が行われた2021年以来のものである。Briqは「市場を待つ」戦略を採用し、シリーズCの資金調達ではなく、評価額を変わらずに少額の資金調達を行うことを選択した。
Briqは400以上の顧客を持ち、2023年には2022年に比べて年間繰り返し収益(ARR)が約40%増加した。また、コスト削減策を実行し、2023年末までに従業員数を2022年に比べて45%減少させた。
Briqは、AIを導入した製品を提供しており、建設業界特有の財務ワークフローを自動化するために、200以上のボットを使用している。Briqの製品には、Briq AutoPilotとBriq CoPilotがある。Briq AutoPilotは、支払い処理、売掛金、給与計算などのビジネスプロセスの80%を自動化するためにボットを使用している。
Briq CoPilotは、仕事のコスト予測、収益認識、収益予測などの財務予測プロセスの作成と管理を自動化している。
Briqは、北米の一般的および専門請負業者市場に焦点を当てているが、今後数年間で新たな地域への拡大を計画している。