AIパワードアナリティクス企業のDefogがシードラウンドにて220万ドルの資金調達

シンガポールを拠点とするAIパワードアナリティクス企業であるDefogが、Script CapitalとY Combinatorを中心としたシードラウンドで220万ドルを調達した。

この最新の資金調達により、Defogはオープンソースの大規模言語モデル（LLM）であるSQLCoderの開発を加速する予定である。

Defogのモデルは、企業のデータベースに展開され、迅速なデータ分析を可能にする。従業員は簡単な英語で構造化されたデータに質問を投げかけることができ、SQLCoderは手動の方法よりも80％高速に回答を生成することができる。

Defogはまた、AIを使用してさらに複雑な質問を行うことができる「Agentsプラットフォーム」の開発を加速する予定である。

DefogのAgentsは、統計分析に必要な試行錯誤の多くを自動化することができる。CEOのBasuによれば、Defogは現在、AI技術を東南アジアよりも早く導入している米国に焦点を当てているようだ。

しかし、GoogleやMicrosoftのOpenAIなどの大手企業が存在するため、米国市場は競争が激しい。Basuは、Defogが顧客のニーズに合わせてLLMをカスタマイズできる能力が、他社との差別化要因であると指摘している。