小型・分散型の閉鎖循環式陸上養殖システムを開発・販売する株式会社ARK、資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.07.01
株式会社ARKは、食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社の投資子会社Future Food Fund株式会社から新たな資金調達を実施した。
この資金調達により、ARK社はその閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」の技術開発および販売を強化し、特に水産物の養殖と流通の革新を目指す。
「養殖の民主化」をミッションとしており、小型・分散型のCRAS(閉鎖循環式陸上養殖システム)を通じて、どこでも誰でも水産養殖が可能な環境を提供する。このシステムは再生可能エネルギーを活用し、エネルギーコストと環境負荷を大幅に削減するという特徴を持つ。
また、ARK社の養殖システムは、高付加価値の魚種(ヤイトハタ、クエ、ヒラメ)のほか、海藻やウニの養殖も可能であり、陸上養殖事業の採算性向上にも寄与します。これにより、日本の水産業の発展と食料安全保障の向上が期待される。また、災害時には早期の水産業の復興を支援し、漁業と周辺産業の維持を助ける役割も担うことが可能である。
ARKの技術は、持続可能な水産業の発展と日本の食料安全保障に向けて重要な役割を果たすことが期待される。今後もARKは、積極的に水産テック分野の発展を推進し、その技術を活用した新たな事業展開を目指す。