精神科・心療内科系疾患特化型オンライン診療プラットフォームを提供するアトラスト・ヘルス株式会社、シリーズAにて資金調達を実施

Image Credits: アトラスト・ヘルス株式会社

精神科・心療内科系疾患特化型オンライン診療プラットフォームを提供するアトラスト・ヘルス株式会社、シリーズAにて資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.13

アトラスト・ヘルス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:バローチニール)は、シリーズAラウンドの資金調達を実施した。ジャフコグループ株式会社を新規リード投資家として、株式会社博報堂DYベンチャーズ、農林中金キャピタル株式会社、株式会社LITALICO、株式会社メンタルヘルステクノロジーズ、既存投資家としてDawnCapital1号投資事業有限責任組合を引受け先としている。

アトラスト・ヘルスは「“心を照らす医療”を拡張する。」、「個を深く見つめ、広く人類の心を救う。」という2つのMissionを掲げ、自宅から手軽に精神科医療を受けられる精神科・心療内科系疾患特化型オンライン診療プラットフォームと、医療現場のデジタル化をサポートするクリニックDX支援を提供するスタートアップである。ITの活用はもとより、患者様に対する高い解像度、そして既存の医療機関とも連携した質の高い医療体験を創り出し、精神医療のポテンシャルを最大限引き出すことで、精神医療をアップデートしようとしている。
精神科・心療内科の受診には、さまざまな障壁がある。「遠くて気軽に行けない」「自分が受診していいのか分からない」「つらくて外出できない」などの通院前の障壁や、「長大な待ち時間を要する」「人に見られるのが恥ずかしい」「通院にお金がかかりすぎる」といった通院中の障壁もある。精神医療を必要とする方と、精神医療を提供できる医療機関が存在するにも関わらず、そのアクセシビリティの低さによって本来救われるべき人が救われていない状況があるといえる。このことが、疾患の早期発見・早期介入の妨げの一因になっている。このような課題の背景には、医療機関におけるアナログ・属人的なオペレーション、デジタル化の遅れがある。また、依然として社会に根強く残る、精神医療に対しての偏った印象、理解不足も影響している。アトラスト・ヘルスはこれらをITの活用と解像度の高い患者理解、そして啓蒙活動を柱として解決しようとしている。

今回調達した資金は、オンライン診療プラットフォーム開発ならびに、さらなる認知度向上を目的としたマーケティング施策の実施や、クリニック向けDX事業の人員増強に充て、今回の資金調達を機に事業開発及びグロースを一層加速させていく。
注力領域は、以下である。
・プロダクトの開発および開発職の採用と組織体制の強化
・AIやアルゴリズム開発といったテクノロジーへの積極的な投資
・ビジネス・組織体制強化のための人材採用
・利用者の拡大を図るためのマーケティング&セールス費用

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