自動化プラットフォームSaaSのRocketlane、シリーズBラウンドにて2,400万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.25
SaaSスタートアップのRocketlaneは、アメリカ、インド、ヨーロッパなどの専門サービスチームに自動化プラットフォームを提供しており、新たな投資で2,400万ドルを調達した。8VC、Matrix Partners India、Nexus Venture Partnersが共同リードする全株式のシリーズBラウンドで調達した2,400万ドルの資金は、RocketlaneがPSAプラットフォームを強化するために使用される。また、同社はAIを活用し、企業が顧客フィードバックをより良く理解できるようにする予定である。
Rocketlaneは、タイムトラッキング、リソース管理、プロジェクト会計と管理、ドキュメントの共同作業とコミュニケーションなど、専門サービスチームがクライアントプロジェクトに使用する複数のツールを取り揃えたオールインワンのモダンなPSAプラットフォームを提供している。同社は、2020年4月にSrikrishnan Ganesan氏、Vignesh Girishankar氏、Deepak Bala氏の3人の起業家によって設立され、当初は顧客オンボーディングをサポートすることを目指していた。しかし、その後、専門サービスチームのニーズに対応することに重点を置いて事業を拡大している。このスタートアップの人員は、アメリカが15人、その他はインドに在籍しており、合計120人である。これまでに同社は4,500万ドルを調達し、2022年1月に行われたシリーズAラウンドでは1,800万ドルを調達した。
Rocketlaneは、150人から2,000人のメンバーを抱える中堅および下位のエンタープライズクライアントをターゲットにしている。その顧客層には、OpenGov、LivePerson、Fivetran、Personio、Icertisなどが含まれる。同社は、Kantataなどの主要なPSAプラットフォームやAsanaやMonday.comなどのプロジェクト管理ツールに対抗するために、両方を組み合わせている。Rocketlaneはまた、サービスチームが使用するメールとドキュメントのためのAIテンプレートを導入する。さらに、企業のクライアント向けに提供しているカスタマーポータルを、ウェブサイトビルダーのような体験にアップグレードし、ブランドと一貫性のあるものにする。
Rocketlaneは現在、世界中で500人の有料顧客を抱えており、そのうち60%の収益がアメリカから得られている。同社は、リーダーシップとセールスポジションの増員によるアメリカでの拡大を計画している。さらに、9月にはヨーロッパでの展開を目指して、1日限りのイベントを開催する予定である。