バーチャルAIカンパニーの株式会社 Aww、シードラウンドとプレシリーズAの総合計で9.6億円の資金調達を実施

Image Credits: 株式会社Aww

バーチャルAIカンパニーの株式会社 Aww、シードラウンドとプレシリーズAの総合計で9.6億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.08

Aww Inc.(本社:東京都渋谷区、代表:守屋貴行)は、2022年にサンフランシスコのVCであるKindred Venturesをリードとして、Dawn Capital、Kanosei Ventures、およびCoral Capitalが合計600万ドル(当時のレートで約8.6億円相当)のプレシリーズAの資金調達を完了したAIバーチャルヒューマンカンパニーである。※シードラウンドとプレシリーズAの総合計で9.6億円の資金を調達。

株式会社Awwは、最先端のバーチャル技術を駆使する日本発のバーチャルヒューマンAIカンパニーである。現在、imma、plusticboy、Riaといった複数のバーチャルヒューマンをプロデュースしている。現在は、バーチャルヒューマンのプロデュースだけではなく、バーチャルヒューマンに関する基礎技術の研究開発、メタバース領域やバーチャルファッションなどに関連するビジネス展開やパートナーシップも積極的に⾏っている。さらに、AI研究を加速させており、サンフランシスコのグローバルパートナーと共に、バーチャルヒューマンとAIの融合を実施。これによりコンテンツ制作の自動化を図り、より多くのコンテンツ提供を実現している。
会社代表である守屋氏が創業時から掲げていた、2023年から2024年にかけてバーチャルヒューマンにAIを搭載した対話型バーチャルヒューマンの実現が間もなく現実のものとなる。バーチャルヒューマンは2025年から大きな成長を遂げるとされておりAwwもそのタイミングに向けて、AIとバーチャルヒューマンの融合を実現していくべく、2024年6月に米国NVIDIAとの協業を発表した。この協業によりAIバーチャルヒューマンの活性化を実現し、2024年夏以降で「対話型AIバーチャルヒューマン」のサービスローンチを実現していく。現在、対話型AIバーチャルヒューマンに関する問い合わせ受付を開始している。さらに、AwwはAI×バーチャルヒューマン事業を加速させるため、2025年にシリーズAの資金調達に向けての準備を進めている。AI×バーチャルヒューマンの事業展開のスピードを加速させ、グローバルで活躍するバーチャルヒューマンスターを創り上げるとともに、新たな技術開発を実現していく。

Awwは、クリエイティブとテクノロジーを融合する最前線に立つ東京を拠点とする企業である。同社は、10年以上にわたりMASTER MODEL®の研究開発を行っており、リアルタイムのモーションと機能を備えたフォトリアルなキャラクターを生み出している。Awwの主要なバーチャルヒューマン「imma」は、ソーシャルメディアで150万人以上のフォロワーを持ち、60か国以上で8,000件以上のメディアに特集されているアジアでナンバーワンの影響力を持つバーチャルヒューマンである。AwwはMASTER MODEL®を通じた他の企業とのコラボレーションにより、中国の「Ayayi」やタイの「Katie」を実現した。
AwwはAI技術を使用してバーチャルヒューマンの可能性を拡大し、エンターテインメント、音楽、ライブストリーム業界でグローバルなバーチャルスターを創出する。AwwのAIの目標は、完全に自動化されたバーチャルヒューマンを作成することである。これは、ユーザーと自然な会話を可能にする音声およびビデオモデルを利用し、自然な表情、動き、声を生成するバーチャルヒューマンである。さらに、AwwはAIプロダクションを使用し、コンテンツ制作に統合して、画像、アニメーション、およびビデオの生成を効率化する。研究開発チームは、CGIキャラクターの作成時間を約70%削減する予定であり、これまでのほとんどのCGI企業が完全に手動で時間がかかることを考えると、革命的な成果である。

また、AwwはNVIDIAの最新のAIとアクセラレーテッド・コンピューティング・テクノロジーを使用して、インタラクティブでAI主導のバーチャルヒューマンの未来を創造する。最初のプロダクトとして、NVIDIA ACEを含むNVIDIAの最先端技術とimmaを組み合わせたAIサービス「imma AI」を予定している。immaとNVIDIAのAudio2faceアニメーションとリップシンクの統合は、これまで以上にリアルで自然なリアルタイムコミュニケーションを可能とする。この技術はimma以外の他のバーチャルヒューマンにも活用が可能であり、一般的な大規模言語モデル(以下、LLM)だけでなく、企業ごとに制作された独自のLLMへの実装も可能である。これによりエンターテインメント、教育、カスタマーサービスなど、さまざまなビジネスシーンの可能性を広げる。また、言語も日本語と英語に対応しており、今後も対応言語を拡大予定である。

Awwのビジョンとして、最新のテクノロジーとコンテンツ制作を組み合わせたバーチャルヒューマンのストーリーテリングを通じて、バーチャルヒューマンIPを中心としたコミュニティ「Aww-verse」を創造する。これにより、ファンはバーチャルスターと交流し、相互に繋がることができる。この「Aww-verse」プラットフォームは、バーチャルヒューマンスター同士の交流も促進し、さらにバーチャルに駆動されたコンテンツとインタラクションを推進する。Awwは各業界でバーチャルヒューマンスターを開発し、国際的なファン、コミュニティ、バーチャル経済圏、エコシステムを創造し、最終的にバーチャルヒューマンとAIで人間の可能性を解き放ち、新しい時代のストーリーテラーを創造する。


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