Axiata Digital & Analyticsが日本の総合商社である三井から5,800万ドル資金調達
uniqorns編集チーム 2023.11.02
日本の総合商社である三井は、マレーシアの通信会社アクシャタのデータとAI部門であるAxiata Digital & Analytics(ADA)に5,800万ドルを投資した。これにより、ADAの評価額は5億5,000万ドルになった。
この取引は、ADAの親会社であるアクシャタデジタルサービス(ADS)を通じて行われ、三井はADSの持分を20%に増やした。その一方で、三井はADAの持分を12.69%保有している。
ADAのCEOであるSrinivas Gattamneniは声明で、「最新のデータ、AI、テクノロジーソリューションを提供することで、三井のパートナーに協力を深めることを楽しみにしています」と述べた。
同社はまた、AI、データ分析、デジタルトランスフォーメーションの分野でユニコーンステータスを目指していると述べている。
2019年、三井はADSの持分を5億ドルで取得した。しかし、今年早くも、アクシャタは海外拡大の取り組みにより債務が79億ドルに膨らみ、一部のビジネスの持分を売却する計画を発表した。
ADAは、統合デジタル、分析、マーケティングソリューションの設計と実行を専門としている。アクシャタと三井のほか、ソフトバンク(23%の持分で6,000万ドルを投資)や住友などがバッカーとなっている。
2022年中頃、ADAはシンガポール郵便公社のEC事業部門を買収した。