廃棄物管理とエネルギーの革命を目指すグローバルスタートアップ企業である株式会社BIOTECHWORKS-H2、資金調達を実施

Image Credits: 株式会社BIOTECHWORKS-H2

廃棄物管理とエネルギーの革命を目指すグローバルスタートアップ企業である株式会社BIOTECHWORKS-H2、資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.24

東京とシリコンバレーを拠点に廃棄物管理とエネルギーの革命を目指すグローバルスタートアップ企業である株式会社BIOTECHWORKS-H2(本社:東京都渋谷区、代表取締役:西川明秀)は、2024年5月13日開催の当社取締役会において、第三者割当による新株式発行に関し決議し、2024年5月21日に有限会社やまぎん(本社:東京都渋谷区)を引受先とする第三者割当増資を実施した。新株式発行により資本金4,600万円(8,200万円 資本準備金含む)となった。

第三者割り当てによる当社普通新株式を発行することにより、スタートアップ企業としてはアーリー期をクリアーすることとなった。大阪でのPoC実証およびパイロットプラント建設に向け、今後、シリーズAでの投資を検討している投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層のさらなる拡大を図ることを目的とする。
新株式発行の概要は以下である。
①募集株式の種類及び数:当社普通株式 720,000株
②割当先および割当株式数:やまぎん 720,000株
③増加する資本金及び 資本準備金の額:増加資本金 36,000,000円 増加資本準備金 36,000,000円
④払込日:2024年5月21日
また、株式分割に伴う定款の一部変更については、発行可能株式数が100,000株より5,000,000株へ変更された。
その他資本金および資本準備金の変更は、資本金46,000,000円、資本準備金36,000,000円で、計82,000,000円である。

BIOTECHWORKS-H2は、当社が従来得意とするアパレルだけではなく有機廃棄物全般をクリーンな水素エネルギーにケミカルリサイクルするシステムを有している。それを媒介に、企業や人を結び付け、地球環境や企業が抱える課題の解決を目的にサーキュラーエコノミーの構築を目指すプロジェクトである。アメリカ法人BIOTECHWORKS-H2 Inc.はアメリカにあるプラント会社と契約している。そのプラントをベースに廃棄物を燃焼させずにガス化するという手法により、有機廃棄物の99%以上を再生可能エネルギー化することが可能である。すでに概念実証も終わらせており、繊維製品からは廃棄物量の 6~7%、⾷料残渣からは 7~8%の水素化ができることも確認している。鉄などエネルギー化ができない廃棄物(スラグ)も捨てずに鉄は鉄くずとして、その他はアスファルトや建築資材などに有効活⽤する。プラントで発生した混合ガスは水素(H2)と二酸化炭素(CO2)に分けられ、水素は燃料電池や水素コージェネレーション等で再生可能エネルギーとして発電に使用される。またCO2も排出せず、炭酸飲料⽤として企業へ提供し使⽤される予定である。2025 年の日本とマレーシアでのプラント建設を見据え、2030 年までには「全てのゴミが資源になり、廃棄物がゼロになる」時代の構築を目指している。

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