AIの電話応対プラットフォームを提供するBland AI、シリーズAラウンドにて1600万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.28
Bland AI、シリーズAラウンドにて1600万ドルの資金調達を実施した。このラウンドはScale Venture Partnersが主導した。現在までに、Yコンビネーター、ペイパル創業者のマックス・レブチン、イレブン・ラボCTOのピオトル・ドブコフスキー、トゥイリオ創業者のジェフ・ローソンなどから累計2200万ドルを調達している。
Bland AIは、企業が自社のシステムと統合し、AIエージェントを使って顧客サポートや営業業務、内部コミュニケーションを行うことができるプラットフォームを提供している。これにより、従来の非効率な電話応対の方法を変革しようとしている。
Bland AIの電話応対プラットフォームは、企業がAI電話エージェントを作成、テスト、展開できるように設計されている。企業は、まず声を選び、顧客のさまざまなやり取りに対するAIの応答を指示する会話の流れを構築することから始める。展開されたAIエージェントは、多様なシナリオに対応できるようになっており、顧客の反応に関係なく、目的を達成するための道筋を保つことができる。
このプラットフォームの主な機能には、音声クローンや多言語サポート、統合機能、スケーラブルなAIテストシステム、通話分析などが含まれる。特に音声クローン機能は、AIがさまざまな言語を話し、特定の声を模倣することを可能にする。
新たに調達した資金をもとに、Bland AIはプラットフォームのさらなる開発を進める予定であり、特に高度な分析機能の強化に注力する。これにより、ヘルスケア、不動産、物流、金融サービス、代替データ、小規模企業など、幅広い業界をサポートすることを目指している。