CakeResumeが新たに500万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2023.08.23
2019年に日本に進出したオンライン人材紹介サイト「CakeResume」は、本日、シリーズAの資金調達で500万ドルを調達したと発表した。このラウンドは、日本の人材紹介会社のひとつであるMynaviがリードし、インドネシア、ベトナム、インドなどの国々での拡大に使用される。
現在、台湾・台北に本社を置くCakeResumeは、世界中の500万人のユーザー、7,000以上のクライアントを抱え、グーグル、ロレアル、TSMCなどのテック企業が採用に利用している。
CakeResumeは、2020年以降急成長しており、従業員数は20人から100人以上に増加した。同社は、インドネシアでのユーザー数が180万人に達し、台湾、インドにも大きなユーザーベースがある。テックジョブにフォーカスしているが、ファストムービング消費財、デザインなどの他の産業もカバーしている。
CakeResumeの創設者であるTrantor Liu氏によると、LinkedInなどの他の求人サイトとの違いのひとつは、ソフトウェアエンジニアやデザイナーのような人々が自分の作品を披露できるマルチメディア履歴書を作成できることだ。求職者は、画像、ビデオ、フォントをカスタマイズし、iframeを埋め込むことができる。GitHubのプロジェクトを埋め込んだり、デザイナーがデータ可視化を埋め込んだりする例がある。
今回の資金調達の一部は、新しいネットワーキングツールの追加に使用される予定だ。CakeResumeのモバイルアプリに新機能「Talent Network」を搭載し、出会いたい人のプロフィールをスワイプすることで、ヘッドハンターや求職者、メンターと簡単に出会えるようになる。
CakeResumeは、過去数年間、AIによる才能推薦エンジンの開発に取り組んでいる。これにより、企業やリクルーターが候補者を調達する時間を40%から50%削減することができる。たとえば、リクルーターは、インドネシアで60,000ドルから70,000ドルの給与でシニアJavaエンジニアを雇用したいとエンジンに伝えることができ、適切な候補者を返すことができる。
この資金調達は、CakeResumeの東南アジアにおける成長を支援するためにも使用される予定であり、特にインドネシアからの企業のオンボーディングにフォーカスされる。