Cambridge Mechatronics、スマートフォンの画像処理技術で4,000万ドルを調達

イギリスのCambridge Mechatronics（CML）は、スマートフォンのイメージングに使用されるアクチュエータとコントローラ統合回路のために4,000万ドルを調達した。

今回の資金調達ラウンドはオーバーサブスクライブで、アトランティック・ブリッジがリードし、インテル・キャピタルとSupernovaが共同リード、ソニー・イノベーション・ファンドが追加参加した。

同社のShape Memory Alloy（SMA）技術は、世界トップのスマートフォンカメラを含む7,000万台以上の製品に搭載されている。700以上の特許が保留中または認可されており、同社はスマートフォンのイメージングだけでなく、ヘルスケアやインタラクティブエンターテイメントなどの分野にも展開する予定である。


SMA技術は、非常にコンパクトな形状で高い力を生成するため、モーションフリーの写真やビデオのための世界最高の光学式手ぶれ補正（OIS）を提供することができる。Cambridge Mechatronicsは、スマートフォンのイメージングを向上させるために、SMAアクチュエータとコントローラICを利用した破壊的なソリューションに注力している。

SMAアクチュエータは、高い力対質量比を提供し、オートフォーカスや光学式手ぶれ補正などの機能のためによりコンパクトな設計で正確な動きを可能にする。また、SMAは電磁干渉を起こさず、従来のボイスコイルモーター技術と比べて大きな利点がある。

この投資により、Cambridge Mechatronicsは製品プラットフォームをさらに差別化し、才能あるチームの成長を促進し、新たな市場への進出を拡大することができる。