Candex、調達管理ビジネスの拡大のために4,500万ドルの資金調達を実施

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Candex、調達管理ビジネスの拡大のために4,500万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.11.28

Candexは、ビジネス向けに調達管理と支払いプロセスを簡素化することを目指すスタートアップであり、本日、ゴールドマン・サックスをリードとするシリーズB投資により4,500万ドルを調達したことを発表した。WiL(World Innovation Lab)も同ラウンドに参加した。

この投資により、Candexの総調達額は8500万ドルに達し、アジア市場でのプレゼンスの拡大と、「高ボリュームで小額の支払い」ニーズに特化した新製品の開発に活用される予定である。

CEOラッピン氏によると、Candexは過去4年間で毎年2倍の成長を遂げ、今年も売上を2倍以上に伸ばす予定である。また、Candexの現在のランウェイは「10年以上」に及ぶとのことである。

Candexは2011年に創業され、ジェレミー・ラッピン氏とシャニ・ヴァザ=ワルマン氏によって設立された。当初は採用ベンダーからの購入プロセスを助けるソフトウェアを開発していたが、2017年にはそのソフトウェアの範囲を拡大し、任意のベンダーと支出カテゴリーからの購入をカバーするようになった。現在、Candexは製品とサービスの未管理の支出である「テールスペンド」のほとんどをカバーしている。

Candexのプラットフォームは、サードパーティの調達およびエンタープライズリソース管理ソフトウェアと連携するように設計されており、企業が関与しベンダーへの支払いを「分」単位で行えるようにすることで、購入と支払いに関連する管理上の課題を削減し、データ管理を効率化し、支出に関する洞察を生成する。Candexがワークフローを迅速化する方法の一つは、AIモデルを使用して請求書が正しいことを検証し、ビジネスが活動している国で適切に課税されていることを確認することである。

Candexの顧客ベースには、Sanofi、HSBC、Dell、L'Oréal、Colgateなど約100のブランドが含まれている。Candexは、来年、現在の120人のチームを50%以上増やす計画である。

Candexは、今回の資金調達を通じて、ビジネスをさらに成長させ、持続的なビジネスを構築することを目指している。