Carefullが1,650万ドルを調達、高齢者を金融詐欺から守る

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Carefullが1,650万ドルを調達、高齢者を金融詐欺から守る

uniqorns編集チーム 2023.10.11

Carefullは、高齢者を詐欺、詐欺行為、および「金銭的なミス」から守るために銀行が支援することを目指すフィンテックプラットフォームである。本日、同社はFin Capitalをリードに、TTV Capital、Bessemer Venture Partners、Commerce Ventures、Montage Ventures、Alloy Labsの参加を得て、シリーズAラウンドで1,650万ドルを調達したことを発表した。

これにより、Carefullの総資金調達額は1,970万ドルに達し、共同創設者兼共同CEOのトッド・ロバック氏は、調達資金をニューヨークを拠点とするCarefullのパートナーネットワークの拡大、製品開発、およびさらなる富と銀行の顧客との統合に充てる予定であると述べている。

高齢者は、様々な理由により、金融詐欺や詐欺行為の影響を受けやすいとされています。研究によれば、高齢者は年間およそ29億ドルから360億ドルの範囲で金融搾取により損失を被っていると計算されている。

Carefullは、高齢者向けの金融詐欺対策技術の一環として、顧客の金融口座を「高齢者に特有の問題」をスキャンする。Carefullは、異常な金融および行動パターンを特定するためのモデルを開発し、パートナーバンクや資産管理会社と協力して脅威やトレンド、特定のパートナーに関連する「地理的にローカル」な問題(例えば、北東部の不正融資)を特定する。

Carefullは、アルゴリズムによるモニタリングに加え、不正行為や改ざんの兆候を見つけるための家の権利書の四半期レビューや、身元とクレジットのモニタリング、請求書のキャンセルや交渉の支援、100万ドルのID盗難保険を提供している。個人顧客は月額29ドルまたは年額299ドルでサインアップすることができ、アドバイザーや資産運用会社はエンタープライズプランであるCarefull Proに加入し、顧客に無料でCarefullを提供することができる。
Carefullは、現在25人の従業員を擁しており、ロバック氏は今後12か月以内にその数を50人に倍増させる予定である。