Cast AI、クラウド支出の最適化を支援する企業、3,500万ドルを調達

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Cast AI、クラウド支出の最適化を支援する企業、3,500万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.11.07

Cast AIはVintage Investment Partnersをリードとし、CreandumとUncorrelated Venturesも参加したシリーズBラウンドで3,500万ドルを調達したことを発表した。これにより、Cast AIの総調達額は7300万ドルに達し、CEOのYuri Frayman氏によれば、この資金は製品開発と100人以上のチームの拡大に使われるとのことである。

Cast AIは、クラウドの使用状況を自動的に調整し、費用を最適化するツールを開発している。具体的には、Kubernetesクラスターの活動プロビジョニング状況を分析し、自律的に調整することができる。Cast AIは、AWS、Google Cloud Platform、Azureなどのパブリッククラウドに接続し、15秒ごとに収集された数百万の利用データポイントをトレーニングデータとして使用している。

Cast AIのプラットフォームは、将来のバッチワークロードスケジューリングに影響を与える将来のコンピュート価格の低下を予測することができる。さらに、ワークロードの季節性に関する顧客固有のモデルを持っているため、Cast AIは現在のワークロード要件に対して純粋に反応するだけでなく、予測的なアプローチを取ることができる。

Cast AIは、FinOps市場で競合他社と競争しているが、その成功は需要の高まりによるものである。Wakefield Researchの調査によると、開発者、エンジニア、幹部のうち約3割が今年のFinOpsへの投資を優先している。また、回答者の74%は、FinOpsをDevOpsやSecOpsなどの他の確立されたIT分野と同等に重要視している。

企業がますますクラウドネイティブになるにつれ、Cast AIの影響はCスイートにとってより関連性のあるものになる。Cast AIのような企業のソリューションを求める理由は、彼らがFinOpsの問題を解決するための公正な情報源が必要だからである。Google、Amazon、Microsoftがどれだけの利益を上げるかには関心がない。Cast AIは最終的には顧客の節約に責任を持っており、それが私たちが提供する価値である。