Cellid株式会社が約3.7億円の資金調達、累計調達額は約15.8億円に到達

本社を東京都港区に持つCellid株式会社（以下、「Cellid」）は23日、最新のラウンドで約3.7億円の調達を達成したと発表した。

このラウンドは東京エレクトロン株式会社（以下、「TEL」）の子会社、TEL Venture Capital, Inc.が主導し、他の一般事業会社も出資した。これにより累計調達額は15億8千万円に達した。

Cellidは、ディスプレイモジュールやVisual SLAMに関連するエコシステムを形成しており、白神賢氏（現・代表取締役）らにより2016年に設立された。同社はTELの半導体製造装置開発で培った技術を応用したウェイブガイド向け製造装置の開発に向けた連携を開始する。

Cellidは、次世代デバイスのARグラスにおけるキーコンポーネントであるハードウエア「Display Module」と空間認識を行うソフトウエア「Cellid SLAM」の両方を提供している。

Cellidは今回調達した資金を基に、量産体制の拡充や品質管理体制の確立、プロセス開発の加速、そして「Model Builder」を始めとするソフトウェアの開発および販売を進める。