CentML、AIモデルの効率的な実行に向けてNvidiaなどから2700万ドルを獲得

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CentML、AIモデルの効率的な実行に向けてNvidiaなどから2700万ドルを獲得

uniqorns編集チーム 2023.10.25

AIモデルのデプロイメントのコストを削減し、パフォーマンスを向上させるためのツールを開発しているスタートアップ、CentMLは、今朝、追加のシードラウンドでGradient Ventures、TR Ventures、Nvidia、およびMicrosoft Azure AIのMisha Bilenkoの参加を得て、2,700万ドルの資金調達を行ったことを発表した。

CentMLは、2022年にシードラウンドを終了したものの、最近の製品への関心の高まりを受けて、数ヶ月間にわたってラウンドを拡大し、総額3,050万ドルの資金調達を達成した。

この新たな資金は、CentMLの製品開発と研究の取り組みを強化するために使用される予定であり、CentMLの共同創設者兼CEOであるGennady Pekhimenkoによれば、アメリカとカナダに広がる30人のエンジニアリングチームと全体的な従業員数の拡大も行われる予定である。

このプラットフォームでは、モデルトレーニング中のボトルネックを特定し、モデルのデプロイにかかる総時間とコストを予測する。さらに、CentMLはコンパイラへのアクセスを提供しており、プログラミング言語のソースコードをGPUなどのハードウェアが理解できる機械語に自動的に最適化する。

近い将来、CentMLは、モデルのトレーニングだけでなく、推論(トレーニング後のモデルの実行)の最適化にも取り組む予定である。GPUは現在でも推論に広く使用されており、Pekhimenkoはそれを会社の成長の可能性の一つと見ている。