“製造AIと完全自動化で製造現場の常識を変える”アルム株式会社、シリーズAにて総額7.6億円の資金調達を実施

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“製造AIと完全自動化で製造現場の常識を変える”アルム株式会社、シリーズAにて総額7.6億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.05.20

製造AI「ARUMCODE」事業の研究・開発を行うアルム株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役:平山京幸)は、独立系ベンチャーキャピタルDIMENSION株式会社をリード投資家とし、シリーズA総額7.6億円の資金調達を実施した。
新規投資家は、DIMENSION株式会社、株式会社ジーネット、東京センチュリー株式会社、株式会社DG Daiwa Ventures、新生企業投資株式会社、株式会社ケイエスピー、ほくほくキャピタル株式会社、RheosCP1号投資事業有限責任組合、みずほキャピタル株式会社である。

アルムはこれまで製造現場の課題である"人手不足"を解消するために、製造AIであるARUMCODEおよび完全自動マシニングセンタTTMCの開発・販売を進めてきた。ARUMCODEはAI解析により、図面を読み込むだけでNCプログラムを自動作成するソフトウェアである。製造原価の50%以上を占めると言われるNCプログラミング作業の自動化により製造現場の“人員不足”を解消し、"コスト削減"を実現することが可能となる。TTMCはARUMCODEを搭載した完全自動型切削ユニットのハードウェアである。ワーク供給や工具交換等の加工前工程を含む24時間無人稼働で、更なる生産性向上を可能にする。現在、ARUMCODE及びTTMCはフライス加工に対応しているが、今回の資金調達によって、ユーザーからの要望の大きい旋盤や研磨加工、鋳物加工へ対応できるプロダクト開発の加速、また既に現地展示会への出展等を通じ評価を受けている東南アジアを始めとする海外展開を図っていく。引き続き、我が国の切削加工業界の更なる生産性向上とDX推進に貢献していく。

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