Charlieのシニア向けバンキング、詐欺防止に新たな資金を投入

Image Credits: Charlie

Charlieのシニア向けバンキング、詐欺防止に新たな資金を投入

uniqorns編集チーム 2023.10.31

2023年5月に公開され、750万ドルのシードラウンドを発表してからわずか6ヶ月足らずで、アメリカの62歳以上の人々に銀行サービスを提供するスタートアップCharlieが追加の資金を調達した。

Charlieは、TTV CapitalをリードとするシリーズAラウンドで1600万ドル、債務資金調達で7ドルを確保した。FPV Venturesや既存のバッカーであるBetter Tomorrow Venturesも参加している。

Charlieの共同創設者兼CEOであるKevin Nazemiは、2021年末に「62歳以上のコミュニティ向けに」金融サービスを「変革する」というミッションでCharlieを設立した。
2021年5月のローンチ以来、Charlieは全米50州で数千人の顧客を獲得してきた。

サービスの特徴は、社会保障手当の迅速なアクセス、残高の3%の利益、月額料金や最低額のないことである。Charlieは銀行ではなく、銀行パートナーのSutton Bankが全ての預金を25万ドルまで保証している。

Charlieが取り組んでいる課題の1つは、人が退職するまでは資産を蓄積しているが、退職後は「非蓄積モード」に移行するという事実である。これは怖くて難しいものだ。Charlieは、9月1日以降に登録した全ての顧客が社会保障手当を3〜5日早く引き出すことができるようになったと述べている(9月1日以前に登録した顧客は4週間早く引き出すことができる)。

Charlieは、顧客がCharlie Visaデビットカードを使用してお金を使うと、Visaが商人から得た利益の一部をCharlieに支払うことで収益を上げている。

Charlieは、新しい資金を使って、ターゲット顧客向けに特別に設計された個別の詐欺防止策のスイートを導入し、15人のチームを増員し、新しい製品や機能を開発する予定である。