Check Inn株式会社 プレシリーズAにて1億円を資金調達

Check Inn 株式会社 は、宿泊施設向けオールインワンSaaS「Check Inn」について、DNX Ventures と CyberAgent Capital から1億円をプレシリーズA調達したことを発表した。

同社は、調達した資金をプロダクトの開発と人材の採用に投資する計画だそうです。現在50社ほどが使用しており、2024年には年次経常収益1億円を目指す。

Check Innは、予約エンジン、受付・部屋管理のためのPMS、在庫管理のためのサイトコントローラなどが一体化したオールインワン SaaS で、PMS は宿泊施設にとって基幹システムではあるものの、主要3事業者がほぼ寡占している PMS 業界の中で、黒字化できている事業者はほぼないそうだ。

一方で、サイトコントローラは宿泊施設の在庫管理を担うため、数ある OTA（オンライン旅行代理店）もこれと API 接続するなどにより、ダブルブッキングなどせずに適切に宿泊予約を販売できるようになっているため、サイトコントローラだけが高収益の状態にあるということだ。

Check Inn は、サイトコントローラとしても新参者になるので、OTA 各社から接続できるようにしないと宿泊施設は予約販売ができないそう。API 接続することが理想的だが、当初はファイル連携などから始めて、取引量の増加に伴い、双方が API 接続することが期待できる。

以上のように、株式会社 Check Innは、プレシリーズ A ラウンドで1億円を調達し、今後も宿泊施設向けオールインワンSaaS「Check Inn」の開発と普及に注力していく。