Codegenがシードラウンドにて1600万ドルの資金調達
uniqorns編集チーム 2023.11.16
Codegenは、大規模な言語モデル(LLM)を活用して、自然言語のリクエストをコードに変換することで、開発者の生産性を向上させる可能性を見いだしたAI研究者のJay Hackによって立ち上げられた。Codegenは、LLMを活用して、モノトナで反復的なソフトウェアエンジニアリングのタスクを自動化することを試みるプラットフォームである。
Codegenのコア製品は、コードベースやプロジェクト管理ボード(JiraやLinearなど)に接続し、サポートチケットに対処するためのプルリクエストを自動的に生成するクラウドおよびオンプレミスのツールである。さらに、Codegenは、必要なコードインフラストラクチャやログ設定の一部を設定することもできる。
Codegenは、他のコード生成AI(GitHub Copilot、Amazon CodeWhispererなど)とは異なる点がある。Codegenが取り組むのは、「コードベース全体」の問題である。Codegenは大規模なマイグレーションやリファクタリング(アプリのコードを変更せずにコードを再構築すること)などに焦点を当てている。
Codegenは、LLMの生成するコードにはまだ大きな誤りが含まれる可能性があるため、多くのことを約束している。例えば、今日の最高のAIモデルでも、安全でないコードを生成することがよくある。
Codegenは、Thrive Capitalをリードとする1600万ドルのシードラウンドをクローズした。これにより、Codegenの総調達額は1620万ドルになり、スタートアップの評価額は6000万ドルになる。
Codegenにはまだ有料の顧客はいないが、現在、2つの「大規模な」エンタープライズパートナーとともにプラットフォームを育成している。Codegenは、来年に向けて成長を予測している。
Codegenは、年内に従業員数を6人から10人に増やす予定であり、資金の一部は従業員の拡大とインフラのサポートに使用される予定である。