Codeium、開発者向けAIツールキットに6,500万ドルを獲得

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Codeium、開発者向けAIツールキットに6,500万ドルを獲得

uniqorns編集チーム 2024.01.30

Codeiumは、AIスタートアップであり、独自の大規模言語モデル(LLMs)を活用してソフトウェア開発を支援している。このたび、同社は、VCファームのKleiner Perkinsをリードに、GreenoaksおよびGeneral Catalystの参加を得て、6,500万ドルのシリーズBラウンドで500億ドルの評価額であることを発表した。

Codeiumは、既に30万人以上の開発者の新たにコミットされたコードの約44%を書いており、成長を続けるAIパワードのコーディングツールキットを拡大するために資金を活用する予定である。

Codeiumは、セキュリティに焦点を当てたLLMツールキットであり、開発者の開発ワークフローの中で行うあらゆるタスクを加速させるために、コードベースの文脈で知的なコード提案を提供する。Codeiumは、70以上の言語をサポートし、Visual Studio Code、JetBrainsスイート、Eclipse、Jupyter Notebooksなど、40以上の統合開発環境(IDE)で動作する。

CodeiumのAIツールキットは、既存のソースコード管理(SCM)システムと統合され、リポジトリのコンテキストを完全に把握する。また、自動補完やチャットなどのエディタ機能を備え、顧客の新たにコミットされたコードの約44%を書いていると述べている。

Codeiumは、シリーズBラウンドによってエンジニアリングおよび営業チームを拡大し、開発者の多様なニーズをサポートするためにプラットフォームを拡張する予定である。ソフトウェア開発ライフサイクルの各段階、システム設計、コードメンテナンス、セキュリティの脆弱性など、コーディングと実行だけでなく、さまざまなタスクに取り組むことを目指している。

取引先には、Atlassian、Anduril、Clearwater Analyticsなどの数百社、およびいくつかのFortune 500の巨大企業が含まれる。Codeiumは、個別志向のベース版を無料で提供し、ビジネス志向のオファリングはユーザーごとに月額12ドルから開始する。

Codeiumは、開発者の生産性を20%向上させると述べているが、その目標はコーディングアシスタントにとどまらず、開発者を単に20%ではなく20倍も生産的にすることである。

Codeium以外の類似企業には、Replit、Github Copilot、Sourcegraph、Codiga、Amazon Sagemaker、GoogleのAlphaCodeなどがある。