企業向けAIプラットフォームを開発・提供するCohere、5億ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.07.22
元Googleの研究者によって共同設立された生成AIのスタートアップCohereは、Cisco、AMD、Fujitsuを含む投資家から5億ドルの資金調達を実施した。
このラウンドには、カナダの年金投資管理会社PSP Investmentsやカナダの輸出信用機関EDCも参加しており、トロントを拠点とするCohereの評価額は55億ドルに達している。また、累計調達額は9億7000万ドルに達している。
この資金調達により、データプライバシーに焦点を当てたエンタープライズAIの次世代を構築するため、技術チームを大幅に拡大し従業員数を250人から倍増させる予定である。
Cohereは企業向けに、文書の要約、ウェブサイトのコピーの作成、データベース管理などのタスクを行うAIモデルを提供している。
同社のAIプラットフォームはクラウドに対応しており、パブリッククラウド(Google Cloud、Amazon Web Servicesなど)、顧客の既存のクラウド、仮想プライベートクラウド、オンサイトなどに展開することができる。また、顧客企業と協力して、独自のデータに基づいてカスタマイズされたモデルの作成を実践している。
さらに、非営利の研究所「Cohere for AI」も運営しており、テキストの理解と分析のための多言語モデルなどのオープンモデルも提供している。