Cosmos Innovationが1,970万ドルの資金調達
uniqorns編集チーム 2023.10.20
シンガポールを拠点とするAI企業のCosmos Innovationが、合計1,970万ドルの資金調達を行い、ステルスモードから姿を現した。
そのうち、1,680万ドルは、ディープテック企業向けのテマセクの早期投資プラットフォームであるXora InnovationがリードしたシリーズAラウンドだった。
資金調達の詳細
• 資金調達額: 16,800,000ドル
• リードインベスター: Xora Innovation
• その他の投資家: Innovation Endeavors, Two Sigma Ventures, Demis Hassabis, Tomaso Poggio, Richard Socher, Western Technology Investments
• ステージ: シリーズA
資金調達に加えて、Cosmos Innovationは、パーオブスカイト-シリコンタンデム太陽電池の開発プロセスを加速するためにAIを使用するプラットフォーム「Mobius」の発表をした。パーオブスカイト太陽電池をシリコン太陽電池の上に積み重ねて作成する。
研究によると、このタイプの太陽電池は受け取った太陽光の30%以上を電気エネルギーに変換することができる。
一方、市場で利用可能なほとんどの商業用太陽電池の効率は30%未満である。
Cosmos Innovationは、Mobiusを通じて、実験の設計、テスト、反復のループを最適化するためにAIを活用している。同社は、太陽および半導体技術のための最初の自己学習型ファブを作成するという目標を達成するために、AIを重要な要素と見なしている。
Cosmos Innovationは、2020年にVijay ChandrasekharとJoel Liによって設立された。両者はAI、半導体、太陽技術の学術的および専門的なバックグラウンドを持っており、主要な研究所で専門のエンジニアリングチームを各自率いてきた。