Creative Force、890万ドルの資金調達を受け、AIを活用したeコマースのワークフローを提供
uniqorns編集チーム 2023.10.16
Creative Force(クリエイティブフォース)は、大手のeコマース小売業者やブランド向けにAIを活用したコンテンツオペレーションのワークフローを提供する企業である。デンマークとHearst VenturesのExport and Investment Fundから、シリーズAラウンドで890万ドルの資金調達を行い、時価総額は5600万ドルとなった。
Creative Forceは、2019年に設立され、小売業者やブランドがマーケティングキャンペーンやオンラインマーチャンダイジングのためのコンテンツを作成するのを支援している。同社のプラットフォームは、コンテンツの大量生産を可能にし、効率を最大30%向上させることで、他の作業に集中できるようにしている。
Creative Forceは、他の企業が単一の課題に焦点を当てるのとは異なり、エンドツーエンドのソリューションを提供するために開発された。また、単一のプロジェクト管理ソフトウェアやスプレッドシートだけでは対応しきれない、複数のフォトシュート、ビデオ制作、モデルの予約、編集、ポストプロダクション、承認など、コンテンツ作成が複雑になった企業とも連携している。
同社は最初にファッションとアパレル市場に焦点を当てたが、2022年のシードラウンド以来、ホームインプルーブメント、家具、ジュエリー、食品雑貨などの他の業界でも、年間成長率170%を達成した。そのため、Creative Forceは開発チームをほぼ倍増させ、専門のAIチームも設立した。さらに最近、dreem.aiのマネージングディレクターとして、Juliana Vailが同社に参加した。
この投資により、総資金調達額は1,790万ドルになり、Creative Forceはそのプラットフォームに生成型AIを統合し続け、デンマークの本部を拡大し、ボストンに新たな米国オフィスを設立することが可能になる。
テクノロジーの開発に関しては、Creative Forceは2Dおよび3Dの画像やモデル、他の写真撮影を必要としない商品画像、仮想モデルに対するAIツールに投資している。Kragelund氏は、例えば「共同パイロット」と呼ばれるツールについて言及し、商品の説明の最初のドラフトを作成し、それを人間のコピーライターが迅速にレビュー、編集、完成させることができると述べている。