台湾発の赤ちゃん見守りAIカメラ「CuboAI」を提供するCuboAi(雲云科技)、シリーズBラウンドにて5.2億円の資金調達を実施

Image Credits: CuboAi(雲云科技)

台湾発の赤ちゃん見守りAIカメラ「CuboAI」を提供するCuboAi(雲云科技)、シリーズBラウンドにて5.2億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.10.24

台湾発の赤ちゃん見守りAIカメラ「CuboAI」を提供するCuboAi(雲云科技)、シリーズBラウンドにて1.1億ニュー台湾ドル(5.2億円)の資金調達を実施した。

この資金調達は、金融投資界からの高い支持を受けており、新しいAI製品の開発と普及の加速、さらにはオンラインとオフラインチャネルの発展推進に充てられる予定である。

CuboAiは2017年に設立され、AI技術とスマート育児機器を融合させることで、従来の育児モデルが抱えるさまざまな課題の解決に取り組んでいる。特に、スマートベビーカメラと関連製品は25万台以上販売されており、売上の約80%が海外市場からのものである。これは、CuboAiが国際的な市場でも高い評価を得ている証拠である。

今回の資金調達の主な目的として、母子テックエコシステムのさらなる拡大、製品の優位性の強化、そしてオンラインとオフラインのチャネルの両方での発展を加速することを挙げている。これにより、CuboAiはブランドの市場地位を確固たるものにし、2024年末には新しいAI製品「宝宝成長日記」をローンチする予定である。この製品は、8割の親が直面している育児の課題を解決すること目指す。

新製品「宝宝成長日記」は、多くの健康指標をカバーし、育児の課題を解決するために設計されている。現在、多くの親は従来の方法で赤ちゃんの日常データを記録しており、操作が煩雑で詳細に欠けるという問題を抱えている。この新製品は、授乳時間や睡眠の質、体重変化などの各健康指標を追跡できるだけでなく、CuboAiのスマートベビーカメラと連携して、より詳細な睡眠追跡機能を提供することが期待されている。

さらに、現在開発中のAI機能「成長追跡(仮訳)」では、カメラを通じて赤ちゃんの身長を自動的に測定することが可能となり、親と医師がより正確に乳児の成長状況を把握できるようになる。CuboAiは今後もAI技術を継続的に向上させ、赤ちゃんの言語発達や身体動作を分析することで、カスタマイズされた育児アドバイスを提供し、マザーズ市場における製品の競争力を強化していく方針である。

CuboAiは現在、フランス、タイ、アメリカなどの海外地域において、実店舗小売業者や販売代理店との協力を展開している。特に、日本市場では3年連続でAmazonの同カテゴリ製品で売上1位を達成しており、現地の有名販売代理店との深い協力関係を築いている。これにより、オンラインとオフラインの全チャネルを通じて市場を開拓し、日本市場での展開に成功している。

CuboAi(雲云科技)ウェブサイト