DaedalusがAIを搭載した精密製造工場を構築し、シリーズAで2,100万ドルを調達

Image Credits:Daedalus

DaedalusがAIを搭載した精密製造工場を構築し、シリーズAで2,100万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.02.08

OpenAIの初めてのエンジニアリングチームの一員である、新興企業Daedalusは、AIを搭載した工場を活用して、特注の精密部品を作成する「製造の再定義」を目指している。

Daedalusは、ドイツの南西部にあるカールスルーエに拠点を置き、現在は単独の工場で活動している。ここでは医療機器、航空宇宙、防衛、半導体などの産業からの注文を受け付けており、それぞれの製品に必要な独自の部品を提供している。例えば、製薬会社は、特定の薬の製造に使用されるバルブのカスタムメタルケーシングを必要とする場合がある。

国内市場での活動を拡大するために、追加の工場を開設することを目指しているDaedalusは、本日、シリーズAラウンドでNokiaが出資するNGP Capitalをリードとする2100万ドルの資金調達を発表した。既存の投資家であるKhosla VenturesとAdditionも参加している。

これにより、Daedalusの総資金調達額は4000万ドルを超え、その他の注目すべき投資家には、DaedalusがYCの2020年冬季プログラムに参加した後に関与したY Combinator(YC)も含まれている。


現在、Daedalusには、オーストリアやスイスなどのドイツ語圏を中心に狙いを定めている、カールスルーエにある50,000平方フィートの工場がある。近い将来の計画としては、ドイツに2つ目の工場を拡大し、需要が十分であればさらに広げる予定である。