DEAPcoinの背後のDEA、KDDI Open Innovation Fund 3号より資金を調達——協業によりWeb3サービスを拡大へ

Image Credits:Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.

DEAPcoinの背後のDEA、KDDI Open Innovation Fund 3号より資金を調達——協業によりWeb3サービスを拡大へ

uniqorns編集チーム 2023.08.04

シンガポール・セントラルに本拠を置く Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.(以下、DEA)は4日、最新のラウンドで資金調達を実施したことを発表した。この資金調達は「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営:グローバル・ブレイン株式会社、以下、KOIF3号)によるもので、新たな事業共創の糸口として期待される。

DEAは、ゲーム業界のベテランである吉田直人氏(現・Founder&CEO)や山田耕三氏(Founder&Co-CEO)らを中心に2020年に創業。2020年5月には、Play to Earnトークンエコノミーを中心に据えたGameFiプラットフォーム「PlayMining」のサービスを開始し、2023年8月時点で2.7百万を超えるユーザーを有している。

近年、メタバースやWeb3サービスの普及に伴い、各企業は仮想世界と現実世界をつなぐ新たなサービス展開に力を入れている。KDDIもこのトレンドに先駆け、2023年3月にメタバース・Web3サービス「αU」をローンチ。これにはNFTマーケットプレイス「αU market」や次世代ウォレット「αU wallet」などのサービスが含まれる。

今回の資金調達により、DEAとKDDIはそのサービス統合や、DEAの「社会課題解決型ゲーム」との連携など、新たな取り組みを視野に入れている。DEAはこの協業を機に、GameFiの普及やWeb3の社会実装をさらに進めるとのこと。

さらに、両社の協業は、メタバース・Web3領域における新たなビジネスモデルの確立や、新しいユーザー体験の提供など、様々な可能性を秘めていると言えるだろう。