“世界を節水する”ことを目標に「Bubble90(バブル90)」を開発する株式会社DG TAKANO、資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.29
株式会社DG TAKANOは、博報堂から資金調達を実施した。
これは、同社が取り組んでいる水不足や食糧不足、エネルギー問題に対する包括的なソリューションを進めるための重要なステップである。DG TAKANOは、2009年に業務用ノズル「Bubble90」を開発し、その後も水だけで汚れが落ちる食器「meliordesign」を市場に送り出すなど、次々と革新的な製品を生み出してきた。
今回の博報堂との連携により、DG TAKANOは、博報堂グループのクリエイティビティを活かし、事業成長の経験や企業ネットワークを結集して持続可能な社会の実現に向けたグローバル展開を強化することを目指している。特に注力するのは、サウジアラビアで進行中の巨大国家プロジェクトであり、同プロジェクトは世界一の環境先進都市をつくるための取り組みである。
DG TAKANOは、現地の財閥企業と協定を締結し、キッチンから出る排水や食品残渣を100%循環させる循環システムの開発を進めている。このシステムは、節水ノズルや水だけで汚れが落ちる食器、ディスポーザー、バイオタンクを組み合わせた新しいインフラモデルであり、実現すれば、サウジアラビアにおける水の節約や二酸化炭素の排出抑制、フードロス削減に大きく貢献することが期待されている。