Digital Onboardingが5,800万ドルを獲得、銀行の収益性の高い顧客エンゲージメントを支援

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Digital Onboardingが5,800万ドルを獲得、銀行の収益性の高い顧客エンゲージメントを支援

uniqorns編集チーム 2024.01.18

Digital Onboardingは、金融機関が顧客との関係を強化するためのSaaS企業であり、Volition Capitalから5,800万ドルの成長資本を調達し、デジタルエンゲージメントプラットフォームの開発を続ける予定である。

Ted BrownとJonathan Crossmanは、2015年にSalesBriefという名前で会社を共同設立し、B2Bの営業サイクルに注力した。2017年には、Digital Federal Credit Unionのフィンテックアクセラレータに参加した後、方向転換を行った。彼らは名前をDigital Onboardingに変更し、2018年1月からそのエンゲージメントプラットフォームを銀行や信用組合に販売し始めた。

金融機関からの通信は、厳格な規制の下で行われるため、新しい口座を開設する際には通常紙ベースである。これにより、新しい普通預金口座の25%から40%が1年以内に解約されることがよくある。

その結果、金融機関は何百ドルものマーケティング費用と認知度を費やして顧客に口座を開設させるが、使用されない口座につながり、結果としてお金と関係が失われることになる。

これらの損失を減らし、顧客を長期間維持するために、Digital Onboardingのテクノロジーは、ターゲットに絞られたジャーニーベースのコミュニケーションとアクション指向のマイクロサイトを通じて、紙ベースのウェルカムキットにデジタル要素を提供する。

さらに、キャンペーンのライブラリやプロプライエタリおよびサードパーティのウィジェットのセットを提供し、これらのマイクロサイトや銀行のランディングページ、およびサードパーティのデジタルバンキングアプリケーションに追加することができる。

Digital Onboardingは、140以上の金融機関の顧客と協力している。
Digital Onboardingは、さらなるセグメンテーションとプロファイル管理、マーケティングの帰属性、機械学習、埋め込み型フィンテック機能に投資する予定である。また、Brownは、2024年末までに企業の効率的な従業員数を2倍にすることを予想している。