Distance Technologies、シードラウンドにて1,110万ドルの資金調達を実施し
uniqorns編集チーム 2024.09.26
Distance Technologiesは、混合現実技術を自動車のウィンドシールドや航空機のコックピットに提供することを目指すフィンランドのスタートアップである。このスタートアップは、GV(Google Ventures)が主導する形で、1,110万ドル(約1億円)のシード資金調達を成功させた。既存の投資家であるFOV VenturesおよびMaki.vcも参加している。
Distanceは、ユーザーが周囲とインタラクションを行う方法を再定義することを目的とした、メガネなしで利用可能な拡張現実(XR)アプリに焦点を当てている。既存の液晶ディスプレイ(LCD)の上に光学レイヤーを追加し、ユーザーの目が焦点を合わせている場所に画像を正確に投影することを可能にする。目の動きを正確に追跡することにより、システムは各目のための光フィールドを分離し、外部ハードウェアなしで没入感のある3D体験を創出する。このアプローチは、「無限」のピクセル深度を約束し、自動車、航空機、さらには戦闘機においてもライフサイズのビジュアルを提供する。
同社の独自技術は、3D光フィールドを使用しており、現実世界とシームレスに融合することで、ユーザーに没入感のあるリアルタイムの深さを提供する。これにより、ユーザーはヘッドセットやウェアラブルデバイスなしで、透明な表面上にオーバーレイされた3Dオブジェクトとインタラクションを行うことが可能になる。この技術は、混合現実体験における大きな前進を示しており、ユーザーがシームレスでエレガントな体験を享受できるようにする。