韓国発のドクターナウ、累計59億円の資金調達を達成

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韓国発のドクターナウ、累計59億円の資金調達を達成

uniqorns編集チーム 2024.05.14

オンライン診療および薬配達プラットフォームを提供するドクターナウが、FinTechユニコーン最大手のStripeとの提携を発表した。この提携により、日本市場におけるオンライン診療と薬配達サービスの安全な支払いシステムの構築が期待される。
両社は、各自の専門性を活かして、医療サービスの革新を図り、技術インフラを積極的に共有し、日本国内のオンライン診療市場と処方薬配達産業の発展を模索する予定である。
また、ドクターナウはこれまでにSoftBank Ventures Asia Corp.およびアメリカのシリコンバレーに拠点を置くVCから累計59億円の資金を調達したグローバルオンライン医療スタートアップである。累計資金調達額としては、日本国内のオンライン診療スタートアップの中で最大規模である。

今回の提携により、ドクターナウのアプリを介したオンライン診療と薬配達サービスにおける支払いプロセスには、Stripeの安全性の高い支払いシステムが使用される。そして、Adaptive AcceptanceやRadar(不正防止)などの機能が追加導入され、決済におけるセキュリティが強化される。患者はドクターナウで医師を選択しオンライン診療を受け、薬が必要であれば、薬局を選択して処方薬を配達してもらえるが、その際に診療費及び調剤費を便利に安全に支払うことができる仕組みである。
さらに、ドクターナウの協力病院や薬局では、Stripeの技術力を基にした自動精算機能により、患者の診療や調剤後の医療収入を安全に管理し、精算することができる。両社はさらなる提携を通じて、さまざまなデジタルインフラの構築を計画している。
ドクターナウとStripeは、両社のプラットフォーム間の連携作業を完了し、2024年7月から東京を中心にオンライン診療および処方薬のリアルタイム配達サービスを開始する。その後、日本全国のさまざまな病院や薬局を通じてサービスを提供する予定である。
また、ドクターナウは最近、モルガン・スタンレー香港出身のM&A専門家を迎え入れて、日本での本格的なM&Aを検討している。

ドクターナウはオンライン診療および薬配達サービスを先導し、CES2023デジタルヘルスイノベーション賞やIFデザイン賞などの世界トップのデザイン賞などを受賞した実績がある。また、昨年はForbesによるアジア有望企業100(Forbes Asia to Watch 100)に選出され、2022年には、Apple App Storeの「今年のアプリ」とGoogle Play Storeの「今年の人気アプリ」など、世界の主要アプリケーション市場で注目を集めた。


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