荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」、宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」を運営するecbo株式会社、シリーズB追加ラウンドにて新たに資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.28
荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」、宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」を運営するecbo株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:工藤慎一)は、シリーズB追加ラウンドとして、既存投資家であるケネディクス株式会社に加え、株式会社ティーガイアに加え、株式会社マイクロアド、個人投資家の仲谷 善文氏、漆原 茂氏を引受先とする第三者割当増資を実施し、これにてシリーズB 2ndをクローズした。
ecboは、2015年に創業し「世界中のモノの循環をなめらかにする」というミッションのもと、2017年1月より荷物預かりサービス「ecbo cloak」を、2019年9月より宅配物受け取りサービス「ecbo pickup」を運営している。コロナ禍以前より課題となっていたコインロッカー等の荷物の預け先不足は、観光客数の増加に伴いさらに大きな課題となっている。ecboが実施した調査では、旅先で荷物を預けられない観光客は全国で約17.6万人/日、コインロッカーは30万個ほど不足している。また、台湾・香港人を中心とする約2,000名に向けたアンケート調査によると、全体の20%に当たる400名が日本旅行における課題の3位に「荷物の預け先不足」をあげている(マイクロアド台湾 2024年1月 約2,000名を対象とするアンケート調査)。
これに対し、2024年3月には、訪日外客数がコロナ禍前の単月過去最高の299万人(2019年7月)を上回り、過去最高の308万人(2019年同月比69.5%)を達成した。続く4月も304万人と2ヶ月連続で300万人(2019年同月比56.1%)を突破し、コロナ禍前と比べても大幅に増加傾向にある(JNTO 2024年4月推計値(2024年5月15日発表))。さらに、2030年に訪日外国人の旅行者数6,000万人を目指すことが政府目標として発表されており、観光産業はさらに伸長していく見込みである。こうした観光産業の盛り上がりに伴い急増する荷物の預かり需要に対して、荷物の預かり数・店舗数の拡大を進めているが、供給はまだ追いついていない。
ecboでは今回の資金調達により、日本の荷物の預かりインフラを構築すべく、店舗数の拡大及び安定的なサービスの提供と事業拡大に伴う採用強化に取り組んでいく。