「学ぶ人のための、新しい金融機関」を目指す株式会社EduCare、約1.2億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.12.16
「学ぶ人のための、新しい金融機関」を目指す株式会社EduCare、既存投資家のUT創業者の会投資事業有限責任組合(以下、東大創業者の会ファンド)、新規投資家にグロービスG-STARTUPファンド、Iceblue Fund有限責任事業組合、他エンジェル投資家複数名より第三者割当増資の引受先とし約1.2億円の資金調達を実施した。これにより同社の累計調達額は約2.5億円となった。
株式会社EduCareは、学生や若手の社会人に対し、ファイナンス面で学びをサポートすることを目指している。2022年に設立されたFintechスタートアップとして、教育ローンや奨学金関連に特化した本邦唯一の金融機関であり、スキルアップを目指してリスキリングスクールに通う若手社会人に対して教育ローンを提供する事業を展開している。また、「教育ROI™」を活用した銀行・金融機関との連携を図り、「学ぶ人のための、新しい金融機関」を目指している。
同社は金融事業の遂行に必要な金融業のライセンスを約1年半かけて取得し、パイロット養成学校とのPoCを実施して顧客学生のニーズを確かめるとともに、金融に明るいチームの採用やエクイティの資金調達を行ってきた。来年初旬には社会人リスキリング事業の開始を予定しており、それに伴う弁護士事務所とのスキーム交渉も進めている。さらに、株式会社アイネットとの教育ローンシステムの開発や「教育ROI™」の開発にも着手しており、事業展開のための準備を着実に進めている。
今回の資金調達による主な資金使途は、教育ROI™データベースの開発、社会人リスキリングローンの事業開発費用、両事業の拡大に向けた営業・マーケティング等の強化に充当される。これにより、今まで教育アクセスが届かなかった学ぼうとする方々に対してサービスを提供し、「学ぶ人のための、新しい金融機関」というミッションの実現に向けた第一歩を踏み出すことを目指している。