Enable、B2Bリベート管理プラットフォームが10億ドルの価値に

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Enable、B2Bリベート管理プラットフォームが10億ドルの価値に

uniqorns編集チーム 2023.11.07

サンフランシスコに拠点を置くEnableは、B2Bリベート管理プラットフォームである。この度、同社はシリーズDの資金調達ラウンドで1億2,000万ドルを調達し、事前評価額10億ドルとなったことを発表した。Lightspeed Venture Partners、Menlo Ventures、Norwest Venture Partners、Insight Partners、Sierra Venturesが参加し、これによりEnableの総調達額は2億7,600万ドルに達した。

Enableは、製造業者、流通業者、小売業者などの企業がB2Bリベートを管理するために使用するプラットフォームを提供している。
企業は、顧客が特定の合計金額に達したり、製品コレクションを購入したり、顧客紹介を行ったりした場合に、B2Bリベートを提供することがよくある。課題は、これらの基準を設計し、バイヤーの進捗状況を把握し、顧客が受け取るべきリベートを確実に受け取るための記録を保持することである。

2016年にアンドリュー・バット共同創設者兼CEOとデニス・ショートト共同創設者によって設立されたEnableは、B2Bリベートディールとインセンティブデータを提供し、支払われるべきものと受け取られたもの、および顧客契約の状況についての洞察をもたらす。

Enableを使用することで、企業は顧客とのリベート関連のディールを共同で作成、提案、実行することができる。また、プラットフォームは、パートナーやバイヤーとのリベートの作成と交渉を中心とした自動化されたワークフローも提供している。

シリーズDからの資金は、Enableが「共同製品の構築に対する投資を加速し」、「市場のニーズに応えるためにチームを拡大する」ために利用されるとバットは述べている。具体的には、サンフランシスコを拠点とするEnableは、年末までに従業員数を550人から600人に増やす予定である。