ペロブスカイト太陽電池を開発する株式会社エネコートテクノロジーズ、シリーズCラウンドにて55億円の資金調達を実施ー累計調達額は80億円超えに
uniqorns編集チーム 2024.07.18
ペロブスカイト太陽電池を開発する株式会社エネコートテクノロジーズ(本社:京都府久世郡久御山町、代表取締役 加藤尚哉)は第三者割増増資により総額55億円のシリーズCラウンドの資金調達を完了した。トヨタのグロースステージ・ファンドであるWoven Capitalが本ラウンドのリード投資家を務め、新規投資家として株式会社INPEXや三菱HCキャピタル株式会社、既存投資家からはスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する未来創生3号ファンド、京都大学イノベーションキャピタル等が出資した。今回の調達により、累計調達額は80億円を超えた。
今回の調達資金は、生産の販売体制の構築及び事業拡大や、太陽光発電のサプライチェーンの多様化、IoTデバイスの広範なサポート、新しいモビリティ・アプリケーションの高度化活用が可能なペロブスカイト太陽電池技術の開発加速に活用していく。
同社は、京都大学化学研究所の若宮淳志研究室の研究成果を実用化するために2018年1月に設立された京都大学発のスタートアップである。低照度向け高効率太陽電池を用いたデバイス(屋内光源デバイス)によるIoT化の促進と、高照度向け軽量薄膜太陽電池によるカーボンニュートラル社会の実現をコーポレートミッションとして事業に取り組んでいる。